日本がここに!!
今夜20時30分からのスーパーレーガバレーボールは、VIBOホームの試合でミラノと対戦。小さな巨人の西田と全日本キャプテンの石川が初めてイタリアの最高峰リーグで対決する。
火山のような西田「イタリア大好き、インターネットで勉強してた」
<<小さな巨人1.86cmVIBOでプレー>> パスタとピッツァが大好き
西田は21歳、日本で最も有名な選手、おそらく186㎝という慎重でオポジットのポジションという事もあるだろう。バレーボールは姉と兄に続いてDaian Beetles というチームでプレー、小学生の頃からその才能を発揮していた。若くしてJTEKT Stings (カジンスキーがプレーしてたチーム)でプレーし、全日本入り。そして海外初挑戦がVIBO.
>>日本からカラブリアへ、どう生活が変化した?
最初はちょっと戸惑ったけれども、少しずつ慣れてきて、生活の中で自分でできる事が増えて行っている。
>>今まででイタリアのどこに驚かされた?
バレーボールのレベルの高さと生活のレベルの良さ、そして、イタリア人は何杯1日にコーヒーを飲むのかという事。
>>スーパーレーガをどう思う?
自分がスーパーレーガでプレーしている事を非常にうれしく思う。いつもYoutube で見て夢みていた世界に自分自身が挑戦できている。プロフェショナルな選手たちのプレーを自分の肌で感じ、見て、対戦できる事は素晴らしい。
>>日本で有名な選手の一人として自国開催だった東京オリンピックに出れたことはどう思う?
東京オリンピックに参加できた事には非常に感謝している。この世界中がコロナウィルスで困難な時期に、自分自身として何ができるのか考えた。スポーツを通じて、人々に何かを伝えたり、エネルギーや感動を与えることが少しでもできた事を嬉しく思っている。
>>全日本での活躍した試合の中で、イタリアで行われたVNLで24得点をした試合があったが、どう覚えている?
自分の力を出し切って勝利に導きたかった。僕は身長が高くないけれど、何か大きなインパクトを与えられた試合だったんじゃないかと思う。
>>もし試合を決めるポイントを選べるとしたら何で得点したい?
エース
>>イタリアの料理はどう?
パスタとピッツアが最高!
>>イタリアと日本でバレーボールのどこが違うと思う?
一番の違いという事で頭に浮かぶのは、イタリアは、全ての面においてプロフェッショナルという事。
>>日本から離れての初めての生活はどう?
日本が恋しくない訳ではないけど、自分が成長できると感じられるこのリーグでプレーできる事に一番の幸せを感じている。私生活においては、まだ難しい面もあるけど、時間がたつにつれてそれも解決すると思う。
石川のプロジェクト
<<自分に追いついてくれるようにチームメイトや後輩たちを引っ張りたい>>
“ミラノのアウトサイドヒッター全日本のキャプテンは、「スーパーレーガーは成長できる」”
石川は、イタリアでのプレーは7年目、イタリアで前進する事しか考えていない。すでにイタリアは彼の故郷と言ってもいい。「スーパーレーガは、世界最高峰のリーグ、世界のトッププレーヤーが集まる場所、世界やイタリアのレベルの高いバレーボールでプレーができる。僕はここに残って自分を成長させたいと思っている。ここで多くの事を学んで、それを全日本に持ち帰り、最良のプレーがいつもできるようにしたい。」12月で26歳を迎える石川は、すでにスーパーレーガーでモデナ、ラティーナ、シエナ、パドヴァ、ミラノとキャリアを積み、イタリアカップ、欧州チャレンジカップ優勝も経験している。この日本の選手は悪くない。非常に瞬発力があり、ファンを魅了する力を持っている。(バレーボール選手で唯一東京のマダムタッソーに蝋人形がある)全日本ではオリンピックで6位、今日は、VIBOにいる全日本のチームメート西田と対戦する。イタリアのスーパーレーガーで日本人の対決は初めてだ。
助言
初めて全日本のチームメートと対戦する。。。「大学を終えた後、日本で日本のリーグでプレーしていないので、全日本のチームメートと対戦した事がない。」西田はイタリアリーグ初めての年だが、何か助言はしたのか?「体調管理を万全にする事。イタリアのリーグの選手の平均身長は高いので、背が低い西田は、常に万全な体調でないと、良いプレーをする事ができない」バレーボール以外では?「イタリアは、料理も美味しいし、生活もしやすい、カラブリアは海もある。おそらく、今は少し孤独に感じることもあるかもしれないけど、バレーボールに集中するチャンスだから、それでいい」イタリアリーグで初めての日本人対決、それは日本のバレーボールが育っている証拠、しかし石川は「もっと3人、4人とスーパーレーガーでプレーする日本人が出てきて欲しい。全日本のチームメイトや後輩に日本を出てもし可能性があるならイタリアでプレーして、自分の技術を伸ばす事を強く勧めたい
パーフェクト主義
ミラノには石川というパーフェクト主義の選手がいる。今シーズンはセッターが変わった。だからやらなくてはいけないことはたくさんある。「パオロは、ブラボーだけど、すごく若い。しかもチームに合流したのは9月下旬。僕は膝の問題があったから、一緒に調整できたのはごくわずかな時間。」しかし、ミラノは今現在1試合勝利1試合は負けたが両方ともフルセットの戦い。それは、粘り強いチームという印象だけど。「でも、あまりチームの調子は良くなかった。モンツァ戦では、3
1で勝てたはず。ピアチェンツァとも。。。特に2,3セット、勝てたセットだった。。3,4点バンテージがあるセットは、必ず取るという事を学ばないといけない」パーフェクト主義の石川は、現状に満足する事はない。
イタリアに他の日本選手も来てほしいという夢があるが、妹のすでに全日本入りしているマユ21歳は?「彼女も日本を出て海外でプレーしたいと思っていると思うけれど、まだ決めていない。僕は彼女に、海外での経験をする事はとても良いことだと助言した」
日本のトップバレーの一角がイタリアを夢見ている。